患者 | 27歳 女性 |
症状 | 腰痛で来院。頭痛もだんだんひどくなり、吐くこともたまにあるとのことでした。 |
診断
術前 |
右肩に比べ左肩が下がり、手を見ると左指の方が床面に多く着いています。胴体が左側に傾いている証拠とも言え、実際に左側に傾いています。 左側の腰に痛みがあるとのことでしたが、胴体が左に傾いているということは言い換えれば左腰に負担をかけ続けているとも言えます。 また頭がだいぶ前の方に垂れています。頭を支える筋肉への負担が大きく、コリやすい状態です。 このように体のどこかに不調を起こせば、必ずゆがみとなって現れます。なので腰痛や頭痛を改善するには、ゆがんだ体を変えなければいけません。 腕を挙げるというより横に広がっています。 腕や肩が痛くて挙がらなかった訳ではありませんでした。痛くもないのに腕が挙がらないのは、胴体の問題もあるからです。 試しにバンザイしてみて下さい。次にわざとでも良いので猫背になってみて下さい。腕が横に広がる感じがわかると思います。 猫背など胴体の異常はこのように腕の動きにも現れます。なので腕も正しく動かすことができるようにならなければいけません。 背中が少し丸く顔が下にうつむいています。 このように猫背だとお腹や胸が窮屈になります。内臓にとっても良くありません。 |
診断
術後 |
床面に着いていた指が着かなくなっています。それだけ背筋が伸び上がってきて頭もかなり起き上がってきてます。 また左側の傾きも無くなってきました。腰痛は施術4回目には無くなり、また頭痛も起きてません。 横に広がる感じが無くなりました。猫背が無くなり背筋がだいぶ伸びてきたためです。 更にもっと腕が挙がる様になれば心配はないでしょう。 腰が反り顔が正面を向くようになり猫背が改善されました。 腰は前側に反っている方が正常であり健康だと言えます。なのでこのように体を調整すれば、結果的に痛みも改善されるのです。 |
頭痛のように関係ないと思われるような症状でも
身体の”ゆがみ”からきていることが多いです
病名や症状を理学整体から紐解きます。目からウロコなお話が書かれているかもしれません。ぜひ一読ください。